自分自身を知ることの大切さ

学生であれば20年近く、それ以外の社会人ならそれ以上、自分自身と付き合って生活をしてきただろう。それまでにいろいろな失敗をしたり成功を経験しているかもしれない。自分の力で乗り越えてきた部分もあれば、先生や友人、同僚などに助けられて行えた部分もあるはずだ。

山あり谷ありの人生において、就職は大きな分岐点である。新卒で初めて就職活動をする人であれ、転職を希望する人であれ、新たな職場を探す前には、まず自分自身をしっかり知る必要がある。

普段の生活では、なかなか自分を知る機会はない。ほとんどの人が、自分がこれまで何をしてきたかなどを書いたり考えたりする機会はそうないだろう。そのため、自分自身が分からず、やりたい仕事も定まらないような人で溢れかえっている。

そんな状態で仕事を探したとしても、たまたま見つけた会社や応募した会社に入社して仕事をするだけになる。それがたまたま天職になれば良いだろうが、その可能性はあまり高くない。

自己分析をする際、まずは自分のこれまでの生活や考え、仕事の経験があるならその経歴などを書いていくといいだろう。すると自分がどんな人間なのかが少しずつ見えてくる。加えて、どんな仕事が向いていて、どんな仕事が向いていないのかも分かってくる。

その上で、自分が向いている業界、やりがいを感じる現場を絞っていくといいだろう。そんな中、就職先を探す時、大手会社や有名な会社、採用条件のいい会社などが目に付いてしまうものだ。しかし、どんなに大企業でも、社風が合っていなければ肌に合わず、辞めてしまいかねない。そうならないためにも、ネームバリューに惑わされず、自分に向いている会社を中心に絞り込んでいくようにしよう。

また、仕事を探す場合、仕事探しのツールをどう駆使するかも重要になってくる。ハローワークの他、いくつかの求人サイトに登録する等して、一番自分に合う方法で進めていくといいだろう。◆求人探しのコツを知るなら→《就職先の正しい探し方